大量のデータから、重複しているデータを削除したいとします。
目で見て重複を探すのは、非現実的です。
今回、重複しているデータを削除する方法2選を紹介します。
- [重複の削除]機能を使う
- COUNTIF関数を使う ←おすすめ
[重複の削除] 機能で重複データを削除する


↑たとえばこんなデータ。
よく見ると、「みかん」が重複しています。

このような場合、[重複の削除] 機能を使います。

- 重複するデータを探す範囲を選択する
- [データ]タブをクリック
- [重複の削除]をクリック

重複が含まれる列を指定します。
今回は、(列A)が重複しているデータ(みかん)を削除するとして、
□個数の✔(チェック)を外して、[OK]を押します。
※今回のケースでは、□個数に✔があっても同じ結果になります。

重複していたデータ(みかん)の2つ目の方が削除されました。
1つ目のデータは残っています。
ただし、この方法。注意が必要です。
重複していないデータも削除される、というバグの報告があります。
たしかに一瞬で削除されるので、確認のしようがなく、個人的にはあまり使っていません。
次にオススメする、COUNTIF関数を使った方法を私は使っています。
COUNTIF関数で重複データを削除する(オススメ)
COUNTIF関数を使って重複データを削除する方法を解説します。
関数 | COUNTIF |
---|---|
説明 | 1つの検索条件に一致するセルの個数を返します |
書式 | =COUNTIF(範囲, 検索条件) |
リンク | Office公式サポート |

作業列(C列)を用意し、C2セルに、「=COUNTIF($A$2:A2,A2)」と入力します。

「1」と表示されました。それをオートフィルで最終行までコピペします。
C8に「2」と入力されています。これが重複しているデータです。

C8の「2」でF2を押して編集モードにして確認しましょう。
(解説)
=COUNTIF($A$2:A8,A8)
A2からA8までの範囲(A2は$絶対参照で固定)で、A8(みかん)と同じ値のセルの個数を数える。
重複がなければ「1」、重複があれば「2以上」が表示されます。

「2以上」が表示されている項目は、重複がある。ということです。
確認して削除しましょう。
面倒ですが、大事なデータです。
重複していることを確認してから削除するのが、個人的にはオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
重複データを削除する方法2選を紹介しました。
- [重複の削除]機能を使う
- COUNTIF関数を使う ←おすすめ
ぜひ使ってみてください。
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